|
2017年6月10日 店主 記 |
|
|
「鰻は思い出に残る味」の話し
先日、ある紙面で「思い出に残る味」と題した記事を拝読致しました。彼女は若い頃勤めていた会社で、来客のたびに鰻重を注文する事が仕事の一部、いつか自分も食べてみたいと思っていたところ、寿退社の折にその鰻重を上司が餞別として食べさせてくれた。その味が忘れられないと記されてありました。
ところで皆さん、ダヴィンチが描いたかの名画「最後の晩餐」はご存じですね。あの絵の中の小さな皿の一つに「うなぎ」が描かれているのをご覧になったことがありますか?
世の東西を問わず、鰻は滋養に満ちた食材であることは神世の昔から知られていたことなんですね。
いつ食べていただいても皆様の養生となり、また生涯の思い出の味になる蒲焼きを焼きたいと思い、今日も火床の前に立っております。 |
|