鰻の皮のはなし
天然の鰻と養殖の鰻では、それぞれ身を守る役割の違いから色も厚さも大きく異なります。季節、水温、水質、餌など、成長段階の環境によって左右されるのですが、構造的にはどちらも同じです。その皮膚はなめらかで二種類の粘液によってあらゆる災いから身を守っているのです。
もちろん鱗(うろこ)だってあります。発達した鰻の表皮の粘液は古くから肺炎の特効薬として知られております。
鰻の持つ特性を余すことなく体内に取り入れ、元気はつらつとした毎日をお過ごし頂きたいと願い、今日も火床の前に立っております。
1年間ありがとうございました。新年は3日より営業致します。どうか変わらぬご愛顧を賜ります様、宜しくお願い申し上げます。皆々様、良いお歳をお取りください。