2023年6月11日 / 最終更新日 : 2023年6月11日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻の食べ合わせのはなし 鰻と梅干しとは食べ合わせが悪いと言われて来ましたが、これは全く根拠のない話です。 梅干しには沢山のクエン酸が含まれていて、保存性も高く、食欲をそそります。そして、何よりも鰻の持つ栄養を人体に吸収してくれるためのお手伝いを […]
2023年5月7日 / 最終更新日 : 2023年5月7日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻と日本人のはなし 世界に「うなぎ」と名の付く魚は19種類いますが、その内食用とされている鰻は4種類です。その主な産地はヨーロッパ諸国をはじめ、アメリカ、ニュージーランド、中国、韓国、台湾、東南アジア諸国などですが、食べ方は様々です。日本 […]
2023年4月6日 / 最終更新日 : 2023年4月17日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻の不思議のはなし 明治10年頃から始まった鰻養殖。「しらす」と呼ばれる鰻の稚魚に餌をくれ大きくするわけですが、そのシラスウナギはすべて天然です。年々歳々このシラスの漁獲量は激減の一途。ますますうなぎは高くなって参りました。 万葉の時代 […]
2023年3月3日 / 最終更新日 : 2023年3月3日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻のテイクアウトのはなし うなぎを美味しく焼き上げる方法は諸説ありますが、私は裂きたて、焼きたてに限ると考え、毎日仕事をさせて頂いております。 今回は何時召し上がって頂けるかわからないテイクアウトについてお話し致します。 うなぎを焼く時、表 […]
2023年2月2日 / 最終更新日 : 2023年2月2日 店主 歳時記(うなぎの話) うなぎの免疫力のはなし うなぎには海水と淡水どちらでも生きられる不思議な機能があります。同時にビタミンAを始めとする栄養価も高く、熱による分解もないので、蒲焼にしても全く減ることはありません。 1695年、平野必大は「本朝食鑑」の中で「腰を […]
2023年1月9日 / 最終更新日 : 2023年1月12日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻(江戸から現代)のはなし 新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。 江戸時代、江戸っこが田舎侍に突き当たって「無礼者、この刀が目に入らぬか」とおどかされた時のたんかに「二本差しが怖くて往来があるけるけえ、気の利いた […]
2022年12月3日 / 最終更新日 : 2022年12月3日 店主 歳時記(うなぎの話) 下り鰻のはなし 晩秋から初冬にかけては正に鰻の旬、とかく鰻の旬は夏では?と考えられていますが、産卵のために川を下る鰻は餌を摂らないので胃腸はきれい、肉質は肥え、脂肪で表皮を押し出すほど丸々としております。 これは天然の鰻のはなし。今 […]
2022年11月1日 / 最終更新日 : 2022年11月1日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻の生育環境のはなし 私共ではお出ししている90%は養殖の鰻です。残り10%は日本各地から送られてくる天然の鰻です。 豊かな大自然の中で育った鰻、その本来の味をお伝えしたくて開業以来ずっと扱わせていただいております。 この天然により近い […]
2022年10月5日 / 最終更新日 : 2022年10月11日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻の八幡巻のはなし 暑い暑いと言っていたのに、気が付けば高い秋空にうろこ雲、松茸、さんま、柿等々秋の味覚がいっぱいですね。そんな中、私共では鰻やドジョウと相性の良いゴボウをよく使っております。 土つきの細めのゴボウをたわしで軽く洗い、汚 […]
2022年9月2日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻を日本一食べたのは誰?のはなし 「もろびとのふかき心にわが食(し)みし鰻のかずをおもふことあり」。これは歌人斎藤茂吉が鰻を題材にして最後に詠んだ歌です。 世には様々な思いと考えがあり、何をもって日本一と言えるのか賛否はありますが、茂吉研究家の林谷廣氏 […]