2022年10月5日 / 最終更新日 : 2022年10月11日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻の八幡巻のはなし 暑い暑いと言っていたのに、気が付けば高い秋空にうろこ雲、松茸、さんま、柿等々秋の味覚がいっぱいですね。そんな中、私共では鰻やドジョウと相性の良いゴボウをよく使っております。 土つきの細めのゴボウをたわしで軽く洗い、汚 […]
2022年9月2日 / 最終更新日 : 2022年9月2日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻を日本一食べたのは誰?のはなし 「もろびとのふかき心にわが食(し)みし鰻のかずをおもふことあり」。これは歌人斎藤茂吉が鰻を題材にして最後に詠んだ歌です。 世には様々な思いと考えがあり、何をもって日本一と言えるのか賛否はありますが、茂吉研究家の林谷廣氏 […]
2022年8月1日 / 最終更新日 : 2022年8月1日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻の効能のはなし 千年もの昔から夏痩せには鰻が一番と言われてきましたが、いろんな事が数値化されてきた現代、いよいよ鰻の効能がその数値によって裏付けされてきました。 鰻を分析するとビタミンAやカルシウム塩などが多く含まれており、それが新 […]
2022年7月1日 / 最終更新日 : 2022年7月1日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻の栄養と功能の話し 大暑の中、今年の土用丑の日は7月23日です。土用丑の日、鰻の日とは江戸時代より始まった鰻屋のお祭りですが、諸説ある中、当時の蘭学者平賀源内の手により、「本日土用丑の日」と大書され、鰻屋の店先に看板として出されたのが始ま […]
2022年6月3日 / 最終更新日 : 2022年7月1日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻の値うちのはなし 近年まれに見る大不漁のうちに終わったシラスウナギ漁、夏の需要期に向けてのシラスウナギの池入れ量は昨年の80%位いだそうです。年々歳々、鰻の価格も上がり、食材としての価格も増々高まって参りました。 毎朝カミソリの様に砥 […]
2022年5月2日 / 最終更新日 : 2022年5月2日 店主 歳時記(うなぎの話) 今年の鰻は?の話 昨年11月に始まった養殖鰻のもととなるシラスウナギ漁も春を迎え終了となりました。 今年は例年にない大不漁。そのためシラスウナギの価格は正に「うなぎ昇り」。あおりを受けて成魚となった鰻も徐々に高くなって参りました。 お […]
2022年4月2日 / 最終更新日 : 2022年4月2日 店主 歳時記(うなぎの話) 旅うなぎの話(その2) 「旅うなぎ」と呼ばれ、東京湾近郊で捕れた江戸前の天然鰻より格下と言われていた諏訪湖産の天然鰻。では、この鰻をトラックも酸素もない江戸時代にどんな方法で生きたまま運んだのでしょうか?調べてみましたが、確かなことはわかりま […]
2022年3月3日 / 最終更新日 : 2022年4月2日 店主 歳時記(うなぎの話) 旅うなぎの話 江戸時代、庶民の間で最も愛された外食のひとつに蒲焼があったと言われております。そして、その中でも江戸前、すなわち東京湾付近で捕れたものが一番と、高い評価を得ておりました、 北海道を除き、日本各地で捕れていた鰻、特に産 […]
2022年2月1日 / 最終更新日 : 2022年2月1日 店主 歳時記(うなぎの話) 冬のうなぎの話 近年益々工業化されてきた鰻養殖。効率と危険を考え、その技術は年を追うごとに進化しております。 11月頃から翌年3月くらいまで、夜、海から川に来た「白いダイヤ」と呼ばれるシラスウナギを生け捕り、28度以上の温水池に入れ養 […]
2021年12月9日 / 最終更新日 : 2021年12月9日 店主 歳時記(うなぎの話) うなぎと黒潮の話 マリアナ海溝付近で発生し、日本沿岸まで到達する海流を黒潮と呼んでおります。日本産うなぎには二種類あると以前にお話ししましたが、この二種類の稚魚(レプトセファルス)は、この黒潮に乗ってやって来ます。 11月頃、台湾付近を通 […]