2020年8月31日 / 最終更新日 : 2021年5月24日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻と発酵食品のはなし 「順番が来たと鰻のあわてよう」勢いよく動き回る鰻を毎朝一刀のもとに開き、幾つもの行程を経て蒲焼を作っております。 おいしく召し上がっていただくためにはおいしいタレが欠かせませんね。そのタレを作るには、醤油・みりんなど […]
2020年8月7日 / 最終更新日 : 2021年5月27日 店主 歳時記(うなぎの話) 土用鰻と二の丑のはなし 「土用丑の日鰻の日」今年は7月21日でした。そして、二の丑と言われる日は8月2日。そもそも年々によってなぜ二の丑と呼ばれる日があるのでしょうか。それにはこんな訳があります。 夏の土用は、立秋の前の18日間、おおよそ7 […]
2020年7月6日 / 最終更新日 : 2021年5月27日 店主 歳時記(うなぎの話) 天然鰻のはなし 創業41年を迎え、以来初めての経験や様々な不測の事態の中で商いをさせていただいておりますが、今年も天然鰻が入荷して参りました。 鰻専門店である以上、お客様に本物の味をお伝えし続けることこそ大切な使命と考え続けておりま […]
2020年6月2日 / 最終更新日 : 2021年5月27日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻蒲焼の味わい方のはなし 蒲焼をおいしく食べるには、第一に鰻が良くなければなりません。鰻に限らず食品にはすべて「シュン」がありますが、現代ではその「シュン」さえも疑わしくなってまいりました。加えて、このはっきりとしない世の中で私たちははたして「 […]
2020年5月12日 / 最終更新日 : 2021年5月27日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻と鮎のはなし 以前、鰻は海水、淡水どちらでも生きられる特殊な体質を持っている話をいたしましたが、鮎も同じような対応性を持っております。 産卵場所は、鰻は海深い海溝、鮎は河口の瀬とそれぞれ異なりますが、その後の生態系にはどこか似たと […]
2020年4月3日 / 最終更新日 : 2021年5月27日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻と海流のはなし 皆さん、小諸市の懐古園にある島崎藤村の詩碑「椰子の実」をご存じでしょうか?渥美半島の伊良湖岬で、民俗学者の柳田国男が椰子の実を見つけ、それを藤村に伝えた事から作詞されたと言われています。 黒潮に乗って遠き島から流れ着 […]
2020年3月22日 / 最終更新日 : 2021年5月27日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻と「闇の大潮」のはなし 雪が雨へと変わり、いよいよ春の訪れが感じられます。シラスウナギの漁期もそろそろ終わりとなりますが、今期は予想以上の豊漁でした。 昨年末から今年の1月下旬の「闇の大潮」にかけて大採れとなり、7月以降、少しでもお安く鰻を […]
2020年2月13日 / 最終更新日 : 2021年5月27日 店主 歳時記(うなぎの話) 「鰻と信仰」のはなし 近しい人々が互いに行き交い親しく睦み会うがゆえに「睦月」といわれている一月が過ぎ、草木もよみがえろうとする「如月」二月を迎えました。 皆々様、初詣には行かれましたか?私どもの店の入口には鰻を神の使いとしてあがめている […]
2019年12月4日 / 最終更新日 : 2021年5月27日 店主 歳時記(うなぎの話) 「鰻は淡水魚?海水魚?」のはなし 初冬を迎え、今まで川や湖にいた天然鰻(日本鰻)は産卵のため遠くマリアナ海溝をめざし、海へと下って行きます。 自分が雄か雌かもわからないまま大海へ出て行き、途中でようやく性別がわかり子孫繁栄へと導かれて行くのです。不思 […]
2019年11月4日 / 最終更新日 : 2021年5月27日 店主 歳時記(うなぎの話) 「鰻屋の符ちょう」のはなし 修業時代、「職人である前にまず人であれ」と教えてくれた下諏訪の丸六本山商店の親父には、今もって何の恩返しもできておりません。何とかしてその生き方、考え方に近づこうと思うのですが、足元にも及びません。そんな中で受け継いで […]