鰻の不思議のはなし

 明治10年頃から始まった鰻養殖。「しらす」と呼ばれる鰻の稚魚に餌をくれ大きくするわけですが、そのシラスウナギはすべて天然です。年々歳々このシラスの漁獲量は激減の一途。ますますうなぎは高くなって参りました。

 万葉の時代から、鰻と日本人との付き合いの歴史の中で、その生命力や豊かな栄養から言い伝え、まじない、はたまた民話に至るまでいろいろな場面で取りだたされて参りました。

 かつては湖や川などで捕れていた天然のうなぎは、シラスウナギの激減、地形や川などの変化ですっかり影を潜め、今やうなぎ消費の9割以上が養殖の鰻です。

 しかし、養殖と言えども、鰻の不思議は何も変わっていません。鰻を食べて時代に気後れすることなく、元気を取り戻しましょう!

 どうすればおいしい鰻が焼けるのか?今日も火床の前に立っています。