鰻と食文化のはなし
過日、私共の店で、諏訪市四賀村出身の教育学者伊藤長七先生を題材に、講談師田辺鶴遊さんのお力添えをいただき、講談会を開催致しました。
多くのお客様にお越しいただき、師の偉大な足跡を改めて知り、また語り継ぐ機会を得ました。皆々様に心より感謝申し上げます。
古くから鰻屋の二階は若手芸人の練習、発表の場でもありました。お客様は鰻が焼けるまでの間、一杯やりながらその芸を見て、批評しながら待っていたのでしょうね。近年ではそんな悠長なことは言ってられませんが、食事は身も心も一緒に満たして頂きたいものだと思っております。
例年にない気象変動によって暑い日が続いておりますが、皆々様どうぞご自愛をと思いつつ、今日も火床の前に立っております。