土用丑のはなし

夏の土用は立秋前の18日間、7月20日ころ土用入りし、その土用の時期の間にある丑の日が「土用丑」です。

古く万葉の時代から夏ばての特効薬として珍重され続けている「うなぎ」。今更その栄養価の高さを私が申し上げるまでもありませんね。

年々歳々、私たちの生活の変化や鰻事情によって、鰻屋のお祭りである土用丑の日の様相もずいぶんと変わって来ました。が、そのおいしさや滋養は何ら変わっておりません。

今年の「土用丑」は7月30日。皆様に鰻を食べて暑い夏を乗り切って頂きたいと願い、今日も火床の前に立っております。