鰻の値うちのはなし

 近年まれに見る大不漁のうちに終わったシラスウナギ漁、夏の需要期に向けてのシラスウナギの池入れ量は昨年の80%位いだそうです。年々歳々、鰻の価格も上がり、食材としての価格も増々高まって参りました。

 毎朝カミソリの様に砥ぎあげた包丁生きた鰻をさばき、串を打ち、炭火で蒲焼を作っておりますが、その一匹一匹がとっても大切に思えてなりません。

 機械加工された鰻が消費量の60~70%をしめる鰻業界にあって、機械加工では味わうことの出来ない美味しさや滋養ならびに食文化をお客様にお伝えする事こそ鰻屋の役割と心得、今日も火床の前に立っております。

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