鰻の栄養と功能の話し

 大暑の中、今年の土用丑の日は7月23日です。土用丑の日、鰻の日とは江戸時代より始まった鰻屋のお祭りですが、諸説ある中、当時の蘭学者平賀源内の手により、「本日土用丑の日」と大書され、鰻屋の店先に看板として出されたのが始まりとか。

 いづれにせよ、万葉の時代より鰻には特別の栄養があり、特に夏痩せには良しとうたわれて来た事は世の知るところでありました。土用は二十日間ですので、今年は8月4日が2回目の丑の日になります。

 鰻には人間の体内では作り出すことの出来ない必須アミノ酸を始め、多くの栄養素が含まれており、食べることによって健康が維持されると言われています。

 そう言えば、先日宇宙探査機はやびさ2が小惑星りゅうぐうから持ち帰った砂にも「生命の源」とされるアミノ酸が23種類もあったそうです。

 鰻には特別の何かがあるのではと思いながら、今日の火床の前に立っております。