鰻と器のはなし
所説あるものの、日本人の鰻の食べ方として炊きたてのご飯と蒲焼は切っても切れない関係ですね。その歴史は1800年代(文化年間)までさかのぼり、蒲焼が冷めない様、温かいご飯の上に鰻を乗せた鰻丼が最初だと言われております。鰻重はと言うと、鰻丼の見栄えと価値を上げるため、昭和の中期頃から始まりました。
私共では鰻をおいしく又と発っとく召し上がっていただくために、数々の器を使わせていただいております。鰻重、鰻丼はもとより蒲焼を盛る大皿、下段に湯を入れ上に焼きたての蒲焼を乗せる陶製の湯桶(ゆとう)、白木で作ったせいろの中にタレをまぶした熱々のご飯を盛り、鰻を長焼のまま4~5匹並べたせいろ蒸しなどなど。
器の世界にあって、人々を魅了する異才の作家さんたちに我がままを聞いてもらい作っていただきました。
鰻と器、この日本の伝統をどう伝えれば良いか考えつつ、今日も火床の前に立っております。

