2022年3月3日 / 最終更新日 : 2022年4月2日 店主 歳時記(うなぎの話) 旅うなぎの話 江戸時代、庶民の間で最も愛された外食のひとつに蒲焼があったと言われております。そして、その中でも江戸前、すなわち東京湾付近で捕れたものが一番と、高い評価を得ておりました、 北海道を除き、日本各地で捕れていた鰻、特に産 […]
2022年2月1日 / 最終更新日 : 2022年2月1日 店主 歳時記(うなぎの話) 冬のうなぎの話 近年益々工業化されてきた鰻養殖。効率と危険を考え、その技術は年を追うごとに進化しております。 11月頃から翌年3月くらいまで、夜、海から川に来た「白いダイヤ」と呼ばれるシラスウナギを生け捕り、28度以上の温水池に入れ養 […]
2021年12月9日 / 最終更新日 : 2021年12月9日 店主 歳時記(うなぎの話) うなぎと黒潮の話 マリアナ海溝付近で発生し、日本沿岸まで到達する海流を黒潮と呼んでおります。日本産うなぎには二種類あると以前にお話ししましたが、この二種類の稚魚(レプトセファルス)は、この黒潮に乗ってやって来ます。 11月頃、台湾付近を通 […]
2021年11月1日 / 最終更新日 : 2021年11月1日 店主 歳時記(うなぎの話) 天然鰻と太田川の話 深まりゆく秋、鰻も本当の旬を迎え、下り鰻の季節となって来ました。 ところで皆様、太田川という川をご存じでしょうか? 静岡県の東部を流れる川で、幾つかの支流が集まり、太田川となって汽水城を経て、遠州灘へと流れ出る二級河 […]
2021年10月3日 / 最終更新日 : 2021年10月3日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻とお米の話 秋のお彼岸が過ぎ、しだいに日が短くなってきましたね。お米もいよいよ新米が出て参ります。 私共は産地にはこだわらず、情報量が多く、また生産の現地によく出向き、良い精米機を持っているお米屋さんと長年お付き合いをさせて頂い […]
2021年9月3日 / 最終更新日 : 2021年9月3日 店主 歳時記(うなぎの話) 鰻と酢の話し 暑さもようやく収まり、万物があらたまる季節となって参りましたね。私共のお料理も少しづつ秋めいて参りました。 先日家族でハイキングに行って来ました。その折、リュックサックに数種の具を入れたおにぎり、鰻ときゅうりを芯にした太 […]
2021年8月2日 / 最終更新日 : 2021年8月2日 店主 歳時記(うなぎの話) 大暑とうなぎの話 土潤いて蒸し暑し、何を食べても美味しくなく、むわっと熱気がまとわりつく蒸し暑い毎日、暑中御見舞申し上げます。 古くから万葉集にも歌われているように、この時期精のつく食べ物と言えば、やはりうなぎですよね。ビタミンAやD […]
2021年7月9日 / 最終更新日 : 2021年7月9日 店主 歳時記(うなぎの話) 日本産鰻の話 世界には16種以上の鰻が生息しており、その内日本産は2種類です。 今、私共が常に扱っている鰻は「アンギラ・ジャポニカ」種。もう1つは「アンギラ・マルモラータ」と言われる大うなぎ、またはカニクイです。 私共に入荷して […]
2021年6月1日 / 最終更新日 : 2021年6月1日 店主 歳時記(うなぎの話) 今年の天然鰻の話 五月になり、今年も天然鰻がやってまいりました。今年は今のところ東京湾、浜名湖、四万十川などからです。 年々歳々捕れる量は減少一方、川や湖の様相も変わり、魚を捕る漁師も減りと、これから先、量が増えていくことは考えにくい […]
2021年5月3日 / 最終更新日 : 2021年5月21日 店主 歳時記(うなぎの話) 黒仔うなぎのはなし 春風、薫風、春風に誘われて、と実に気持ちの良い季節になりましたね。 昨年12月から今年1月にかけて入れたシラスウナギもいよいよ「黒仔」と呼ばれる大きさ(体長20cm前後、体重100g前後)になって参りました。独自に生 […]